実際に仕事ができる人、何かの分野で成功を収めている人は、とにかくすぐやる人が多い!
すぐやるひとは何を考えているのか?なぜすぐやるひとが成功しやすいのか?
すぐやる!
というとネガティブなイメージをもつひとも多いのではないでしょうか??
猪突猛進のような何も考えずに動き出すよりも、しっかりと考えてから動き出すほうが成功確率が高くなる、という考え方。
これらはむしろ誤った考え方なんです。
行動をし始めたあとはむしろ考える量はかなり多くなります。
さらには、考える材料の質には、雲泥の差が生まれます。
行動することで考える量は増える
なぜならば、第一歩目を踏み出すと、必ず壁にぶちあたるからです。
その理由は、適度の難易度以上の目的に向かっている場合、うまくいかなかったり、想定以上のアウトプットがでてきたりして、するするとうまくいくことは少ないからです。
そして、この壁にぶちあたるというのは思考開始の合図でもあります。
なぜうまくいかなかったのか?想定していた前提条件に誤りはなかったか?どうすればこの壁をこえることができるか?
などの思考が始まります。
仮に、行動を始めていない人が、失敗しないように準備をしたとします。
しかし、その人たちは、この壁を思い浮かべることができません。
なぜなら、そもそも、この壁が見えていないからです。
ぶちあたる可能性の高い壁を、鮮明にイメージできず、結果として、行動したあとに考えるはめになってしまうのです。
行動してみると、気にしなくていいような些細な事象に時間をかけて検討してしまう、というメリットもあります。
行動していない人は、そのあたりも見えていないので、対策しようとか、準備しようといってする行動そのものにかけた時間を無駄にしてしまいます。
熊もライオンもいない平和な森を外から見て、熊がでたときの対策法を準備したりして、やる意味のないことをやる意味をあると思ってしまうことも往々にしてあります。
まずは行動してみて、自分の目で見た課題に対して取り組むほうが、遥かに効率的です。
ちょっと考えてから動き始めようとか、検討しようというのは、言葉では前向きに見えますが、結局、行動にすることを後ろ倒しにしているだけで、今考えることを放棄しているとも考えることができます。
「思い立ったが吉日」という言葉のとおり、思い立ったときが、その行動に対するモチベーションがピークの状態です。
自分の中で寝かせてしって、どうでもよくなった経験はありませんか??
これに対して、どうでもよくなるようなものだからどうでもよくなったんだ、という意見もあります。
しかし、行動してみて、やっぱりどうでもいい、となればそのときやめてしまえばいいと思います。
そこまで時間をかえて検証する必要もなく、トライアル程度でもいいのです。
少なくとも、やっておけばはまっていた、やっておけば成長した、やっておけば事業が拡大した、のような機会に対して、トライアルをそもそもしないという損失に比べると、気にしなくていいレベルの時間コストです。
例えばYouTubeで配信を始めてみようかな、という考えがでてきた場合。
安くてもいいので、カメラとマイクを買って、動画を作ってみましょう。
成功するかなとか、費用が無駄にならないかなとかはあまり気にしなくていいです。
安い物で全然よくて、やろうかな、という発想を殺してしまうほうがよっぽどもったいない、という発想をもちましょう。
動画を作っている中で、カメラやマイクを変えたほうが良いというアイディアが、絶対でてくるのでそのときに初めて良いものを買えばいいのです。
逆に、動画を作ってみると、高い機材は必要ないと気づくかもしれません。
こういった気づきも動かないと得られないものです。
とにかく、すぐやることはとても大切なのです。
言うは易く行うは難し。どうやってすぐやる人になればいい?
完璧主義ではなく、着手主義を自分自身にインプットする。
完璧主義、人によってはポジティブな考えを持っている人もいますが、それは誤りだと考えます。
アウトプットの品質を高めるという意味では、完璧主義が役に立つこともありますが、それは行動の最終地点あたりで気にすればいいことです。
行動の取り掛かりの場面では邪魔でしかありません。準備をしないと一歩目が踏み出せない、すべての項目を事前に学習してからでないと、動き始めることができないというのは、成長の速度を考えるととんでもない遅延を生みます。
何を準備すればいいか、どの項目を学習すればいいかは、行動することで、初めてくっきりと見えてくるものです。
少なくとも、取り掛かりの時点では、この完璧主義は捨ててしまおう、代わりに、着手主義という考えを取り入れましょう。
完璧に準備する必要はなく、着手することが偉いという考え方を持ちましょう。
こう言うと、手段を目的化しているという批判があがってきそうですが、これは取り掛かりの時だけ気にすればいいのです。
一度取り掛かったら、課題がたくさん見えてくるので、取り掛かりの時に何を考えるべきか、という考えはかなり薄まっているはずです。
とにかく、着手することが正義、という発想で物事に取り掛かっていきましょう。
すぐやることによる成功体験を積み重ねていく。
中長期的な取り組みになりますが、すぐやることでメリットはたくさん生まれます。
これは、やりはじめると実感すると思います。
このメリットを、身をもって体感するということを繰り返していくことで、脳にすぐやったほうがいい、すぐやらないと損するという考えかたが染みわたっていきます。
もちろんこれは、一回や二回の小さな成功体験では行けない領域かもしれませんが、着実に脳はその経験を積み重ねます。
このことで、脳が自然と、すぐやることを推奨し始め、その行動からまた小さな成功体験が生まれるという「すぐやる」から始まる好循環が作り出されていきます。
「意識を変える」というのは、簡単なことではありませんが、メリットがあれば、行動のモチベーションにもなっていきます。
まとめ
すぐやる人とすぐやらない人の間では、その成長機会や成功機会の数に大きな差が生まれるため、できる限り「すぐやる」という行動を心掛けたほうが良いです。
「すぐやる」に対する、何も考えてないのではないか、考えて行動したほうが成功確率が高いのではないかという批判は、しっかりと、そのプロセスを見ていけば誤りであることが分かります。
まずは、完璧主義を捨て着手主義に考えかたを変え、そのうえで小さな成功体験を積み重ねていくことが重要ということ。
頭で理解することと、行動することには大きな隔たりが存在します。
もし納得した人は、今から考えかたを変えて、すぐやる人に近づくことができるような訓練を始めてみることお勧めします。